現場の空気感をキャンバスに表現 玉城町で画家・野村さん新春個展 三重

【伊勢志摩地域の風景画や静物画を展示した野村さん=玉城町宮古のギャラリーボナール伊勢玉城館で】

【度会郡】三重県玉城町宮古のギャラリーボナール伊勢玉城館で、鳥羽市若杉町の画家、野村昭輝さん(79)の新春個展が開かれている。観覧無料、16日まで。

野村さんは中学卒業後、三重交通のバス整備士として働き、17歳から油絵を始めた。「現場主義」をモットーに、深呼吸のできる風景を求めて鳥羽志摩や近隣地域に出掛け、現場でしか感じることのできない空気感や色合いをキャンバスに表現。現在は作品制作に取り組む傍ら、絵画教室などの講師を務め、後進の指導にも力を注いでいる。

これまで制作した油絵は計3059点。20回目となる同展には、昨年描き上げた風景画や静物画約70点の中から41点を選んで展示した。

高台から望む鳥羽の風景、あでやかに咲く月下美人、愛車と一緒に描いた近鉄中之郷駅、元日の漁港を切り取った作品などのほか、南伊勢町押渕で秋の情景を描いた作品も目を引く。

野村さんは「描いている時の気持ちを共感してもらえるとうれしい。作品展を通してできるご縁が私にとっての宝」と話した。