正月の観光客数、前年1.5倍に 県内主要施設、新型コロナ落ち着き

三重県が7日に発表した正月(1―3日)の県内主要施設の観光客数は84万2522人で、現行の調査開始以降で最少となった前年同期から、57%(30万5996人)増加した。

県によると、主要21施設全てで増加。増加率の最大は、おやつタウン(津市)で207・5%(1623人)増。御在所ロープウエイ(菰野町)の144・6%(5527人)増が続いた。

主要施設への聞き取りでは「(車のナンバーを見ると)県外からの観光客はほとんどなかった」との声が相次いだ前年とは一変し、今年は「県外からの帰省客が大きく増えた」との声が多かったという。

一方、一昨年との比較では35・3%(45万7542人)の減少。主要施設のうち18施設で一昨年を下回った。減少率の最大は、伊賀流忍者博物館(伊賀市)の51・3%(1273人)減だった。

観光局は「感染状況が昨年の同じ時期より落ち着いたことや天候に恵まれたことで、観光客が大きく回復したと考えられる」としつつ「コロナ禍前よりは、まだまだ少ない状況が続いている」としている。

正月の観光客が増加するのは2年ぶり。昨年は感染拡大を受けて旅行需要喚起策「GoToトラベル」を年末の直前で停止したことや県境をまたぐ移動の自粛呼び掛けにより、四年ぶりに減少していた。