パラアスリートと合同合宿 四日市商高陸上部、練習通じ互いの立場理解

【パラ陸上選手と合同合宿した四日市商業高校陸上競技部の生徒ら(県障がい者スポーツ開拓所提供)】

三重県立四日市商業高校(四日市市尾平町)の陸上競技部はこのほど、パラ陸上選手2人と合同合宿した。スポーツトレーナーの傍ら、パラアスリートの競技環境整備などに取り組む一般社団法人「県障がい者スポーツ開拓所」代表の佐野恒祐さんの仲立ちで実現。練習を通じてそれぞれのレベルアップや互いの立場の理解を深めた。

2人は女子200メートル(義足T63)のアジア記録を持つ県出身の保田明日美選手と、女子400メートル(脳性まひT38)で東京パラリンピック出場の竹村明結美選手=大阪府出身=。練習場所を探していたところ、かねて交流のある佐野さんがトレーナーを務めていた縁で、同校陸上競技部が来季に向け12月24―26日に同校などで実施したクリスマス合宿に参加した。

四日市商は陸上競技の県高校総合体育大会女子トラック種目で平成25年から7年連続で総合優勝するなど県内屈指の強豪。合宿でパラアスリートを受け入れた陸上競技部監督の池村光司教諭は「(生徒たちは)他人に伝えることで自分で再確認する。最後まであきらめず同じ練習をこなすパラ陸上選手の姿勢から学ぶところも多い」と話した。

平時から練習場所確保が課題のパラアスリートだが、コロナ禍で強化合宿がなくなるなど取り巻く環境は厳しさを増している。

佐野さんは「今後もパラ陸上アスリートも健常者アスリートも一緒に練習ができる環境、レベルアップできる環境を目指してサポートしていきたい」と話していた。