新たな地域防災の拠点に 伊勢消防・玉城出張所が移転新築

【移転新築し、運用を開始した伊勢市消防署玉城出張所=玉城町佐田で(同町提供)】

【度会郡】三重県玉城町が昨年11月から移転新築工事を進めていた伊勢市消防署玉城出張所がこのほど、同町佐田に完成し、運用を開始した。

旧出張所は耐震基準を満たしておらず、建築から39年が経過して老朽化が進んでいたことから、町は災害時の防災拠点としての機能を維持するため、活動エリアに影響がなく緊急時の出動に際し、迅速かつ安全に任務が行えるよう、町の中心部への移転新築を計画した。

新しい出張所は重量鉄骨造りの2階建てで、建築面積は482平方メートル、延べ床面積は762平方メートル。総事業費は3億300万円。

1階は事務室やホース庫、資機材庫などを配置し、車庫には電動シャッターを設置して緊急出動時の機能向上を図った。2階には職員の体調管理を行うための浴室やトイレ、個室タイプの仮眠室などに加えて女性専用室を新たに設け、屋上には訓練スペースをつくった。配属職員は16人。

町民向けの内覧会も3日間、開催。計1138人が施設内を見学し、同町の防災を担う新たな拠点の完成を喜んだ。

町防災対策室の見並智俊室長は「年間700回を超える救急出動や防災力向上に寄与することを願っています」と話した。