三重県内45施設で無料pCR 健康上理由のコロナワクチン未接種者

一見勝之三重県知事は27日の定例記者会見で、基礎疾患などの理由で新型コロナウイルスのワクチン接種を受けられない人らが無料で検査を受けられる拠点を、県内の医療機関と薬局の計45施設に設けたと発表した。28日から検査を実施する。

県によると、感染拡大時でも検査の陰性証明などによって行動制限を緩和する「ワクチン・検査パッケージ制度」(VTP)の導入を想定して開設。拠点の数としては、東海3県では最も多いという。

抗原検査の場合は検体採取から15分ほど、PCR検査は1―2日ほどで結果が判明する。県は現段階で1施設につき1日10件前後の検査を見込んでいる。県のホームページに拠点の一覧を掲載する。

健康上の理由でワクチン接種を受けられない人や、12歳未満の子どもに限って検査を受け付ける。高齢者施設での面会や子どものスポーツイベントなどで陰性証明が必要な場合の検査を想定している。

一方、新型コロナの変異株「オミクロン株」の市中感染が県内で確認されるなど、感染状況が悪化した場合は対象を拡大する方針。全ての県民を対象に10月から実施している郵送での無料検査も継続する。

一見知事は会見で「これから検査の拠点を増やしていく可能性がある」とした上で「オミクロン株の拡大を受けて不安を抱えている人も多い。まずは検査で感染の有無を確認することが重要」と述べた。