藻場再生に支援金 伊勢志摩リゾートマネジメントが「海っ子の森」へ 三重

【山下代表(左)に目録を手渡す惣明総支配人=鳥羽市の鳥羽国際ホテルで】

【鳥羽】三重県の鳥羽志摩でホテルやゴルフ場を運営する「伊勢志摩リゾートマネジメント」は26日、藻場再生による環境保護活動などに取り組む「一般社団法人 海っ子の森」(津市、山下達巳代表)にクリスマスチャリティーの収益金と同社からの支援金計11万6717円を贈呈した。

SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みの一環。環境保全や海の恵みを守る支援活動としてクリスマスチャリティーを実施し、鳥羽国際ホテルやNEMU RESORTなど4施設で、来館者が購入してメッセージを書いた木製オーナメントをクリスマスツリーに飾り付け、収益金は海っ子の森に贈呈。今年で3回目となり、海の植林活動に活用されている。

【藻場再生を目的に行う取り組みの一環として昨年設置した「ワカメの海中ツリー」(同ホテル提供)】

昨年から、藻場再生を目指して海っ子の森や鳥羽市水産研究所と連携し、ワカメ育成の取り組みを実施。前年のチャリティーのオーナメントにワカメの種苗を付け、ツリー型の枠に取り付けた海中ツリーを鳥羽国際ホテル近くの海に設置し、生育の様子を観察した。今年は円形の枠にワカメの種苗付きオーナメントを取り付けた海藻リースを海面に浮かべた。現在は10センチほどに成長しているという。

この日は、鳥羽市の同ホテルで贈呈式があり、惣明福徳総支配人が山下代表に目録を手渡した。

惣明総支配人は「ワカメやヒジキを岩場に定着させて海の森をつくり二酸化炭素を吸収させて、伊勢エビやアワビなどの増殖につなげるのが最終目的。持続可能な活動にしていきたい」、山下代表は「藻場をつくることでアワビやサザエ、魚の餌場となり、それを維持していくのが鳥羽の産業につながる。今後も皆さんと連携してやっていきたい」と話した。