夜間のヘリ離発着訓練 伊勢で三重県と鳥羽海保、大災害時飛行に備え

【ヘリコプター誘導に合わせた灯火機器を設置する職員ら=伊勢市の県伊勢志摩広域防災拠点で】

【伊勢】大規模災害発生時のヘリコプターの夜間運用に備えて、三重県と鳥羽海保は23日、伊勢市朝熊町の県伊勢志摩広域防災拠点で夜間航空灯火機器の設置訓練とヘリコプターの離発着訓練を実施した。

安全への考慮から、原則ヘリコプターの夜間飛行は禁止されているが、大規模災害の発生時など想定外の事態が発生した場合は例外的に夜間に出動する可能性がある。このため、ヘリコプターを運用する県と海保では定期的に夜間飛行に備えた訓練を開催している。

訓練には約50人が参加。ヘリコプターを発着場へと誘導するための目印として、発着場を囲う形で30メートル四方にケーブルでつないだオレンジ色の灯火機器を設置した後、ヘリコプターの進路に合わせて緑色の灯火機器を設置するまでの手順を確認した。その後、県と海保のヘリコプターがそれぞれ数回にわたって離発着を繰り返した。

今年は県、海保共に同拠点を使った夜間出動実績はなかったといい、県南勢志摩地域活性化局地域防災課の三浦健一課長は「訓練の機会を通じて海保や警察、消防などの機関と連携を強化したい」と話していた。