軽石対策本部を三重県が設置

【軽石の対応を確認する県幹部ら=県庁で】

福徳岡ノ場の噴火によって発生したとみられる軽石が三重県沖で相次いで見つかったことを受け、県は23日、幹部らでつくる「軽石対策本部」を設置した。県は「25日ごろに軽石が県内に最も近づく恐れがある」とし、漁港などへの漂着を防ぐオイルフェンスの準備を進めている。

県によると、対策本部は日沖正人危機管理統括監を本部長とし、10人の部長で構成。大量の軽石が確認されるなどして警戒レベルが上昇した場合には、一見勝之知事を本部長とする体制に引き上げる。

県は計2660メートルのオイルフェンスを建設事務所などに配備し、大量漂着の可能性があれば使用する方針。一方、漁港に設置すれば漁船が出入りできなくなるため、漁協と協議して設置の可否を検討する。

この日、県庁で対策本部員会議があった。防災対策部はJAMSTEC(海洋研究開発機構)のシミュレーションに基づいて「直ちに漂着することは予想されないが、状況を注視する必要がある」と報告した。

日沖本部長は「軽石に関する情報収集や関係者への提供を進め、漁船などへの被害防止に努めてほしい。オイルフェンスの設置に当たっては、漁業者の意向に留意するように」と出席者に指示した。