殺人未遂、男に有罪 津地裁判決 殺意認定

口論になった知人男性=当時(41)=の腹などを包丁で刺したとして、殺人未遂罪に問われた三重県桑名市赤須賀の飲食業、植松和博被告(48)の裁判員裁判の判決公判が17日、津地裁であり、柴田誠裁判長は懲役3年、保護観察付き執行猶予5年の判決を言い渡した。

公判では殺意の有無が争点となっていた。柴田裁判長は判決理由で、重要な臓器がある上半身に向けて、約4センチから約7センチの深さの刺し傷を生じさせる強い力で、刃体の長さ約15・6センチの包丁を突き出すという行為は、「人の死ぬ危険性の高い行為であることは明らか」として殺意があったと認定した。

一方、確実に殺そうという強固な殺意はなく、男性とも示談が成立しているなどとして保護観察付き執行猶予とした。

判決によると、植松被告は昨年11月22日午前6時半ごろ、男性と口論となり、桑名市内の路上で、殺意を持って男性の腹部や左側胸部を包丁で3回突き刺し、全治約2カ月の出血性ショックなどの傷害を負わせた。