三重県でも35件程度書き換え、国交省・基幹統計の二重計上

一見勝之三重県知事は17日の定例記者会見で、建設業の受注実態を表す国の基幹統計を国交省が二重計上していた問題で、県も国交省の依頼を受けて民間から回収した調査票を書き換えていたことを明らかにした。

県によると、書き換えは国交省が二重計上を始めた平成25年度から年に5件程度の書き換えをしていた。国交省から書き換えをやめるよう依頼があった令和元年12月までの約7年間で35件程度に上るという。

県は国交省の依頼を受け、建設会社が遅れて提出した過去分の受注高を最新の月分と合算していた。国交省はこの調査票に基づいて二重計上をしていたとみられる。

一方、これらの調査票は庁内に残っておらず、県は書き換えの具体的な件数を把握していない。書き換えを担当した職員らは県の聞き取りに「国のマニュアルに沿って対応していた」と話しているという。

一見知事は会見で、今回の問題について「(国交省から県への)指示自体が適切ではなかった」と指摘。書き換えに応じた県の対応についても「『おかしい』と言った方が良かったのだと思う」と語った。