樋口氏が新監督就任会見 ヴィアティン三重「新たな挑戦にわくわく」

【ヴィアティン三重の監督就任会見後、運営会社の後藤大介社長と記念撮影する樋口靖洋氏(左)=桑名市内で】

サッカー・Jリーグ2部のFC琉球前監督で、桑名市など県内2市5町をホームタウンに、将来のJリーグ入りを目指している日本フットボールリーグ(JFL)・ヴィアティン三重の来季監督を務める川越町出身の樋口靖洋氏(60)は16日、ヴィアティン三重のクラブハウスのある桑名市内で監督就任会見に臨み「非常に厳しく、難しいリーグだが、60歳を迎えて新たなチャレンジができることに非常にわくわくしている。選手の主体性を重んじ、アグレッシブで攻撃的なサッカーを作り上げたい」と理想のチーム像を語った。

四日市中央工業高卒業後、日産自動車サッカー部でプレー。現役引退後はJ1からJ3まで各地で多くのJリーグチームの監督を務め、J1の横浜F・マリノスを率いた2013年シーズンには天皇杯優勝も果たした。「初心者」のJFL監督就任を前に「J3昇格を目標に毎試合勝利を目指して戦うがJ3がゴールではない。その先もしっかり見据えて三重県のサッカーを盛り上げ、三重県の象徴だと言われるようなクラブになる。そういう1歩目を踏み出せれば」と力強く抱負を述べた。

正式な監督就任は新シーズンが始まる来年2月1日以降だが、来季を見据えたチーム編成は始まっている。補強の方針については「ヴィアティン三重でやろうと集った選手をチームとして機能させるのが監督の自分の仕事。ビッグネームを呼ぶと言うより、¥ルビ(切磋琢磨,せっさたくま)しながら、選手たちでチームを作り上げていくことが今は大事」との考えを明らかにした。

三重県のチームで活動するのは四中工高3年以来。母校の前監督で兄の士郎氏は現在ヴィアティン三重アカデミーのアドバイザーを務めている。会見で「(監督就任を前に兄弟で)特に話はしていない。『頑張れよ』『頑張るわ』と言うだけ」と報道陣を笑わせながら「今自分がこうしているのも兄貴がサッカーを始めてくれたおかげ。三重県のサッカーの発展に兄弟で関われることに両親も喜んでくれていると思う」と感慨をにじませた。