空飛ぶ車のナビ、鳥羽で実験 ルート2.7キロ、離着陸成功

【システムを入れた端末を搭載して飛び立つドローン=鳥羽市の鳥羽マリンターミナルで】

【鳥羽】「空飛ぶクルマ」の実現に向けた国内初のナビゲーションシステム「AirNavi」の実証実験が14日、三重県鳥羽市鳥羽一丁目の鳥羽マリンターミナルであり、システムを搭載したドローンが目的地への離着陸に成功した。

同システムは空飛ぶクルマのプラットフォーム事業を進めるエアモビリティ社(東京都港区、浅井尚社長)が開発したシステム。スマートフォンやタブレットなどの端末を通じてあらかじめ目的地を設定することで、周辺の気象情報や障害物などの条件を考慮した最適なルートを考案する。

実験では、システムを搭載したドローンを約2・7キロ離れた保健福祉センターひだまり(大明東町)に向けて飛行させ、ルートや離発着地点の誤差、クラウドを介した気象や位置情報の取得状況などを確認した。

【端末から見た「AirNavi」のイメージ(エアモビリティ社の説明映像より)】

同社は昨年11月に県と東京海上日動火災保険との三者で「三重県内における『空飛ぶクルマ』の実証実験、実用化に向けて連携する包括協定」を締結。県の進める「クリミエイティブ実証サポート事業」の採択を受け、システム開発を進めてきた。将来的にはシステムを使った有人飛行の実現を目指すとしている。

浅井社長は「誤差なく着陸できた。精度の高いナビシステムの第一段階は成功した。衝突回避のために頻繁に通信をする必要があり、今後は大規模通信の実現が課題」と話していた。