「地域の価値や資源が重要に」 フリーキャスター・伊藤聡子さん志摩で講演 三重

【講演をする伊藤聡子さん=志摩市阿児町の志摩市商工会館で】

三重県内の経済団体などでつくる「21世紀のエネルギーを考える会・みえ」(小林長久会長)は14日、志摩市阿児町の志摩市商工会館で、地区別講演会・志摩を開き、フリーキャスターで事業創造大学院大学客員教授の伊藤聡子さんが「エネルギー地球環境問題を考える 地域の力でピンチをチャンスに!」と題して講演した。

伊藤さんは、テレビの情報番組でコメンテーターとして活躍。「日本の元気を取り戻す鍵は、地域経済の活性化」を持論に、メディアや講演で発信している。

伊藤氏さんはまず「東京一極集中になっている日本の労働環境が日本の人口低下の原因になっている」と指摘。しかし、新型コロナウィルス感染症の流行をきっかけにテレワークの実施が広がり、東京から本社を移し地方に本社を構える企業が増え、地方にとって好影響を与えるケースが増え始め、地域の価値や資源が重要になるとした。

一方、SDGsを中心に据えた資本主義への転換に迫られているなか、再生可能エネルギーを利用した日本各地の発電事業の成功事例や、CO2を出すことなく商品を製作した成功事例や、尾鷲・熊野地域と東京の企業が漁業で提携を行っている事例などを紹介。参加者からは「身近な事例もあり、他人事ではないと感じた、良い話をきけた」と声も上がっていた。

講演会には会場、オンラインでの参加を合わせ約60人が参加した。同会は脱炭素社会を実現するため、毎年県内3カ所でエネルギーや環境問題をテーマにした講演会などを開いている。