県議選定数議論は見送り 三重県議会代表者会議、人口と「大きな乖離ない」

【国勢調査の結果と次期県議選の定数に「大きな乖離はない」と確認した代表者会議=県議会議事堂で】

三重県議会代表者会議は13日、令和2年国勢調査の確定値で発表された人口と次期県議選で適用する議員定数に「大きな乖離(かいり)はない」とし、確定値を踏まえた定数や選挙区割りの議論は見送ることを決めた。

県議会は5月、次期県議選の定数を現行の51から3減の48とする条例を賛成多数で可決。このうち伊賀市選挙区については昨年9月時点の人口推計調査を踏まえ、現行の3から2に削減することにした。

一方、先月末に発表された国勢調査の確定値(昨年十時点)で伊賀市の人口が増加したため、人口に基づく試算では同市選挙区の定数が3となることが判明。一部の議員が定数の再検討を求めていた。

この結果に対し、青木謙順議長は前回の会議で「伊賀市は配当基数の小数点を切り上げずに調整することが合理的」とし、定数増の必要性は示さず。確定値と総定数にも「大きな乖離はない」との結論を出した。

13日の会議では、新政みえ(21人)、自民党(20人)、草莽(6人)の3会派が青木議長の意向に賛同。公明党(2人)は「会議の決定に従う」、共産党(1人)は「もともとから反対」と表明した。

一方、稲森稔尚議員(草の根運動いが、2期、伊賀市)は「このままだと伊賀市が南部に議席を分け与える状況になってしまう。乱暴なまとめ方は伊賀市民をばかにしている」と述べ、定数の再考を求めた。

ただ、稲森議員への賛同はなく、青木議長は「大きな乖離がない」とする結論について代表者らの了承を得た上で「これ以上は議論を続けられない。協議はこれまでとさせていただく」と打ち切った。