「全三重」の高校生が交流試合 三重とこわか国体中止で、東京都代表の目黒学院と

【解散前の記念試合に臨んだラグビー少年男子の全三重=四日市市内で】

新型コロナウイルスの影響で8月下旬に中止が決まった三重とこわか国体ラグビーフットボール競技の少年男子県選抜「全三重」の高校生たちが11日、四日市市日永東の中央緑地競技場で今月末、東大阪市花園ラグビー場で開催の全国高校ラグビー東京都代表の目黒学院と交流試合を行った。

朝明、四日市工、木本など県内複数の高校から招集された26人。地元国体に向けて長年強化活動を続けてきた生徒らの気持ちに区切りをつける機会をと県ラグビー協会が開いた。全三重として挑む最後の試合は3―61の完敗だったが、関係者らはこの経験を糧にさらなる成長に期待を寄せた。

全三重として集まるのは約4カ月ぶり。花園に出場する朝明以外の高校の3年生は早い選手で10月末には部活動を引退している。前半は各校からバランス良く、後半は朝明主体にチームを編成したが、トンガ人留学生の突破力も生かして2年連続の花園出場を決めている目黒学院の勢いを止められず、得点もPGの3点にとどまった。

3年生は多くが大学などでラグビーを続けるという。「最後に強い相手と試合ができて良かった」と話す全三重の保地直人監督(朝明高教諭)は「進学や就職してもチャレンジする気持ちを忘れず、後輩たちの良きお手本になってほしい」と選手らを激励した。

京都産業大への進学を予定するSOの山本貴哉選手(木本高)は「オール三重で他の学校の選手と交流するなかでコミュニケーションの大切さを学んだ。国体中止は悔しかったが今までの経験を生かして大学でチームの中心選手になれるよう努力したい」と話した。