介護保険料 8年間、還付金未払い 大紀町、1185人に計1083万円 三重

【度会郡】三重県の大紀町は10日、平成28年度から令和2年度まで8年間にわたり、被保険者の死亡に伴う介護保険料の還付金処理がされていなかったと発表した。早急に対象遺族への還付処理を進めるとしている。

町健康福祉課によると、9月30日に令和2年度の決算書類を確認していた職員が本来還付する金額が繰越金として処理されていることに気付いたという。担当してきた複数の職員の還付手続きに関する誤った認識が原因としている。

還付対象者は1185人で、合計還付金額は1083万9千円。今後は職員への適切な事務手続きについての周知指導を図ると共に、遺族の特定を進めながら年内を目標に還付処理を進めるとしている。

併せて町は、平成17年の町村合併以降、町民税の均等割の軽減措置が正しく適用されていなかったことも明らかにした。合併時に条例廃止手続きがされていなかったことが原因とし、地方税法に基づいて時効の過去5年間にさかのぼって対象者への還付処理を進めるとしている。対象者は298人で金額は計22万8200円。

服部吉人町長は「本来還付すべき保険料が還付されなかったこと、また税の軽減措置が適用されていなかったことで多くの方にご迷惑をおかけし、心よりおわび申しあげる。二度とこのようなことがないよう、細心の注意を払い、適正な事務処理に努めたい」とコメントした。