鈴鹿 墳丘「祭祀の場」検出 富士山1号墳、11日に一般公開 三重

【11日に一般公開される富士山1号墳発掘調査現場=鈴鹿市国分町で】

【鈴鹿】三重県の鈴鹿市は11日午前10時―午後3時まで、同市国分町の富士山1号墳発掘調査現場を一般公開する。事前申し込み不要。

地域の史跡活用向けた遺跡発掘調査として、7月から12月末をめどに実施中。本年度から3年かけて、規模や築造年代などを確定する計画。

同古墳は5世紀後半の帆立貝式古墳で全長54メートル、後円部径36メートル、前方部長さ18メートル、幅20メートル、高さ1メートルの規模で、当時の古墳としては市内最大規模とみられる。全十数基の富士山古墳群のうち、唯1現存する。

今年の調査対象面積は約3千平方メートル。新たに、周溝が馬てい形であることを確認したほか、墳丘に土を盛って作った一辺5メートルほどの造出(つくりだし)という祭祀(さいし)の場を検出した。

当日は古墳の周囲を巡る堀や墳丘に取り付けられた造出などのほか、実際に出土した埴輪(はにわ)や土器を随時見ることができる。

市文化財課発掘調査現場グループの藤原秀樹さんは「発掘された造出を見ることができる貴重な機会。ぜひ見学に来てほしい」と話していた。

周辺に駐車場がないため、同町のレインボー会館駐車場を利用する。

問い合わせは市考古博物館=電話059(374)1944=へ。