津・三重画廊 身近な日常や欧州の思い出 月輪さん、2年ぶり絵画展 三重

【作品を紹介する月輪さん=津市中央の三重画廊で】

【津】三重県津市久居西鷹跡町の画家、月輪清さん(74)の個展が8日、同市中央の三重画廊で始まった。身近な日常と思い出の風景を中心に44点を展示・販売している。12日まで。

月輪さんは旧久居市出身で多摩美術大を卒業後公立高の美術教諭を務め定年退職後1年間フランスに留学した。現在は絵画講師と自身の制作を並行している。

2年ぶりとなる今展では鮮やかな花や果物を描いた「おしゃべりな静物」や人物画「ほおづえ」、思い出深いヨーロッパの風景「運河のカフェ」、茶席で見た和ろうそくを描いた墨彩画「炎」などコロナ禍で取り組んだ新作を発表。10年前のパリ留学時に描いた裸婦のドローイングもある。

月輪さんは「自分を飽きさせないことが一番」とさまざまな画材を併用する。ここ数年茶道や陶芸を始めたことで日本的な題材にも心引かれるという。「(コロナ禍の)巣ごもり生活で日常の身近な素材にも発見があると感じた。思い出のヨーロッパと2本立てで楽しんでほしい」と話した。