テロ対策で合同訓練 鈴鹿サーキット 県警機動隊や鈴鹿署員ら 三重

【専用機材で爆発物の処理をする県警機動隊員ら=鈴鹿市稲生町の鈴鹿サーキットで】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市稲生町の鈴鹿サーキットで6日、テロ対策合同訓練があり、爆発物を想定した撤去作業に関する流れについて、参加者らが再現しながら確認し合った。

テロ防止に向けた官民連携組織「テロ対策鈴鹿パートナーシップ」による取り組みの一環。

訓練には県警機動隊と鈴鹿警察、同サーキット従業員ら約20人が参加。冒頭で同サーキットの小田栄次郎総支配人が「訓練を従業員のテロ意識高揚、連携強化に生かしたい」とあいさつした。

訓練は「施設のホームページに『爆発物を仕掛けた』というメールが届き、従業員が巡回強化中のところ、不審な荷物を発見した」という設定でスタート。

従業員が一一〇番通報とともに来場者の避難誘導などの役割を担い、通報で駆け付けた鈴鹿警察署の署員が「危険物の可能性がある」と判断。防護服を身につけた県警機動隊の3人が爆発物処理の専用機材を使って搬出作業を実施した。

同組織の各構成機関から、約30人も訓練を見学。訓練の最中に「不審物を見つけたら変なにおいや音、爆弾などの表記がないか確認する」「立入規制は数十メートル離れた場所から設置する」など、警察からのアドバイスも挟みながら進行した。

最後に鈴鹿警察署の栁生裕也署長が「訓練は手際よくできたが、実際に起こった時スムーズに対応できるかは疑問。日ごろから各機関の連携や社員の問題意識を高めることが大切」と講評し、「テロ対策は未然防止が一番重要。警察は見せる警戒を進めていくので、引き続き協力してほしい」と呼び掛けた。