三重・熊野で震度4 小中学生が一時的に避難

【地震の発生を受けて情報収集に当たる職員ら=県庁で】

3日午前9時28分ごろに発生した紀伊水道を震源とする地震では、県内で最大震度4を観測した。熊野市内では小中学生が一時的に高台などへ避難。県内で目立った被害はなかったというが、県は震源が近かったことなどから警戒感を高めている。

気象庁によると、この地震により、県内では熊野市で震度4を観測したほか、尾鷲市、紀北町、御浜町、紀宝町で震度3、津市、伊勢市、松阪市、鈴鹿市などで震度2、四日市市などで震度1を観測した。

熊野市内の小中学校では地震の発生を受けて授業を中断。教職員らが全ての児童と生徒を近くの高台などに避難させた。津波の心配がないことを確認し、約1時間後に授業を再開したという。

県は「県内で震度5弱以上を観測」などの基準に該当しないことから災害対策本部は設置せず、小規模の「準備体制」で対応した。災害対策課の職員らが市町などを通じて被害の情報収集に当たった。

一見勝之知事は地震発生当時、要望活動で中日本高速道路本社(名古屋市)を訪れ、同社の幹部と面談していた。日沖正人危機管理統括監から電話で報告を受け、迅速な情報収集などを指示したという。

一方、気象庁が1週間程度の注意を呼び掛けているため、県は緊急で参集する職員を再確認して地震発生に備えた。防災対策部の幹部は「今回の地震は震源が県に近い。しばらく警戒感を高める」と語った。