災害備蓄用「あんぱんかん」完成 三重・明野高と福祉施設が共同製作

【農福連携でつくったあんぱんかんをアピールする生徒と利用者ら=伊勢市の明野高校で】

【伊勢】三重県伊勢市の県立明野高校と、障害者施設を運営する松阪市の社会福祉法人ベテスタが共同でつくるサツマイモあん入りの災害備蓄用パン「あんぱんかん」が、このほど完成した。

「農福連携」の取り組みで2年目となる。同校生産科学科作物部門3年生とベテスタの就労支援施設「ぱんカンぱん」の利用者が、原料の安納芋を栽培して、市内の老舗和菓子店「藤屋窓月堂」の協力でいもあんを作り、パンの製造作業も連携して取り組んだ。

今年は、いもあんを冷凍保存し、増産できるようにした。また販路を広げるため、先月末に愛知県であったアウトドアイベントで生徒がPR活動を実施。インターネット販売にも乗り出した。

同校であった完成発表会で、生徒代表の鈴木ひよりさん(18)は「災害に備え、家庭に一個置いてもらったら安心。アウトドアを楽しむ人にも好評だった。ネット販売も始まったので、明野高の取り組みが全国に広がってほしい」と話していた。

賞味期限は3年間で、1個500円(税別)。同校やベテスタ、藤屋窓月堂、ネット通販アマゾンなどで購入できる。