知人刺した被告に懲役6年求刑 検察側、殺人未遂成立主張

口論になった知人男性の腹などを包丁で刺したとして、殺人未遂罪に問われた三重県桑名市赤須賀の飲食業、植松和博被告(48)の裁判員裁判の論告求刑公判が3日、津地裁(柴田誠裁判長)であった。検察側は懲役6年を求刑し、結審した。判決は17日。

起訴状などによると、植松被告は昨年11月22日午前6時半ごろ、知人男性=当時(41)=と口論となり、桑名市内の路上で、殺意を持って同男性の腹部や左側胸部を包丁で3回突き刺し、全治約2カ月の傷害を負わせたとされる。

殺意の有無が主な争点となっている。検察側は「腹部を狙って包丁を突き出し3回刺した。刺した場所や回数からして突発的な殺意に結びつく」などとして殺人未遂罪が成立すると主張した。

弁護側は「殺意はなく、殺人未遂罪は成立しない。被害者を病院に連れて行くよう指示している。被害者とも示談が成立している」などとして、執行猶予付き判決を求めた。