子どもに救いの手 法相、津少年鑑別所を視察 補導員や職員と対話 三重

【車座対話で、参加者から話しを聞く古川法相(中央奥)=津市南新町の津少年鑑別所で】

古川禎久法相は1日、三重県津市南新町の津少年鑑別所を視察し、児童福祉司や少年補導員、児童相談所職員らと意見交換する車座対話に臨んだ。終了後のぶら下がり記者会見で、古川法相は「子どもたちを取り巻く環境は深刻化している印象を受けた。頂いた意見を今後の施策に反映できるよう努力していく」と話した。

古川法相が全国にある少年鑑別所を視察したのは今回が初めて。津少年鑑別所と県警は7月、問題行動を起こした少年少女の支援活動に両者が連携して取り組む協定を結んでおり、「互いの専門性を生かして積極的な取り組みを実施している」として、視察先に選んだ。

同鑑別所は、「三重法務少年支援センター」という名称で公認心理師や社会福祉士などの資格を持った職員らが専門知識を生かして子どもや保護者、教育関係者らの相談に対応している。

古川法相は、佐藤健司所長の案内で、外部からの相談に対応する「外来相談棟」や、約2300冊の書籍がある多目的室「集団レクリエーション室」を視察。車座対話では警察や教育関係者ら10人が参加し、各機関の取り組みや課題などについて意見を交わした。

古川法相はぶら下がり会見で「苦しんでいる子どもたちや家族、関係者へ救いの手を差し伸べる機会を具体的に増やしていく必要性を感じた」と述べた。