松阪市議会 地元反対「重く受け止め」 飯高風力発電で市長 三重

【松阪】三重県の松阪市議会の令和3年第6回定例会は30日再開し、8議員が一般質問した。同市飯高町に民間事業者が計画する国内最大規模の風力発電施設「(仮称)三重松阪蓮(はちす)ウィンドファーム発電所」について竹上真人市長は「建設反対の地元要望を重く受け止める」と述べた。橘大介議員(市民クラブ)の質問に答えた。

橘議員は事業計画に反対する地元の波瀬、森、川俣の住民自治協議会が22日に提出した、同市に許認可や市有地の使用許可をしないよう求める要望書に対する受け止めをただした。

竹上市長は「事業は地域の合意が前提。要望は重く受け止める。地域の方々が危惧しているのは十分理解している」「地元説明会で事業者は中止も一つの選択肢としている。かなり大きな見直しがなされるのではないか。今後の動向を注視していきたい」と答えた。

風力発電の事業主体は「リニューアブル・ジャパン」(眞邉勝仁社長、東京都港区)を母体とする合同会社。約7434ヘクタールに風力発電機を最大60基設置し、陸上風力発電では国内最大規模となる。事業区域に室生赤目青山国定公園と香肌峡、奥伊勢宮川峡両県立自然公園がある。

事業者の計画段階環境配慮書に対する経産大臣意見は10月12日に公表され、環境保全のため「本事業の取りやめも含めた事業計画の抜本的な見直しを行うこと」を求めた。