南伊勢町 現代美術作家おづさん個展 森を散歩するような体験を 三重

【段ボールを使い、「森と共鳴する場所」を表現した作品とおづさん=南伊勢町五ケ所浦の伊勢現代美術館で】

【度会郡】三重県南伊勢町五ケ所浦の伊勢現代美術館で、伊勢市一之木の現代美術作家、おづたかし(小津貴志)さん(53)の個展が開かれている。来年1月10日まで。火、水曜日と12月21―1月5日は休館。

おづさんは京都精華大学で洋画を専攻。卒業後は同市に戻り、紙類・文房具などの販売を手掛ける「小津・紙小舎」を営む傍ら作家活動を続けている。約20年前から段ボールを使った作品制作に取り組み、今回は展示空間そのものを作品とするインスタレーションで表現した約18点を展示した。

子どもの頃に森で遊んだ体験を基に、木の幹や月夜に浮かび上がる道、日暮れの空気感など「森と共鳴する場所」を独自の手法で表現。さまざまな大きさに切った段ボールを画面に貼って墨で色付けしたりニスを塗って仕上げてあり、段ボールの切り方や並べ方で作品の表情に変化を付けるなど工夫を凝らしている。

おづさんは「会場で森の中を散歩するような体験をしてもらいたい」と話していた。

入館料は一般700円、中高大学生500円、小学生以下無料。問い合わせは同館=電話0599(66)1138=へ。