南伊勢町 「まぐろ食堂」開店 町産をお値打ち価格で  魅力発信 三重

【来店を呼び掛ける佐藤さん(右)とスタッフ=南伊勢町五ケ所浦の「伊勢志摩 まぐろ食堂」で】

【度会郡】食を通じて町の魅力を発信し活性化を図ろうと、三重県南伊勢町五ケ所浦に27日、町産の本マグロを中心に提供する「伊勢志摩 まぐろ食堂」がオープンした。

地元の雇用や水産物のPRなどを目的に同町が設立した地域商社「みなみいせ商会」が店を開いた。全国的に認知度の高い本マグロを提供することで、地域イメージの向上や関係人口増加につなげるとともに、地元住民や観光客が気軽に立ち寄れる飲食店を目指す。

マグロをお値打ち価格で提供するために、倉庫型施設を自分らで改装し、店舗として使用。直営水産加工場を持つ同社がマグロを一本買いで仕入れ、さまざまな部位を有効活用するなど工夫した。品質のいいマグロの安定供給も可能なことから、来年度には全国への多店舗展開も視野に入れているという。

メニューは町内で養殖された「灘まぐろ」の丼物が中心。名物本まぐろ赤身丼(1540円)、特選本まぐろ中トロ丼(1980円)、特選本まぐろざんまい丼(2420円)には小鉢2品と鯛かぶと汁が付く。土日祝日限定の本まぐろ希少部位あぶり皿、ひつまぶし風だし汁が付く真鯛ざんまい丼、平日限定のまかない丼もある。

店内は古民家をイメージし、木の柱としっくいをそのまま生かした温かみのある空間にテーブル席24席を用意。特産品販売コーナーも設けた。営業時間は平日午前11時半―午後2時半、土日祝日は午前11時―午後5時。木曜定休。

同社に配属された町地域おこし協力隊で、同店の計画推進ディレクターを務める佐藤公二さん(55)は「おいしいマグロをぜひ味わってもらいたい。この店を成功させて町を全国にアピールできれば」と話した。

問い合わせは同店=電話0599(77)6890=へ。