伊勢 イチゴ農園「伊勢苺園」 来月直売所オープン 「新鮮、香り・甘味上々」

【摘みたてのイチゴを手にする倉野さん(右から2人目)とスタッフ=伊勢市小俣町元町の伊勢苺園で】

【伊勢】三重県伊勢市小俣町元町のイチゴ農園「伊勢苺園」の直売所が、12月1日から今季の販売を始める。直売所のオープンを前に、農園に設置したイチゴの自動販売機は販売を開始し、新鮮なイチゴを買い求める客たちが訪れている。

販売するのは、大粒で香り豊かな「かおりの」。農園の代表倉野佳典さん(39)によると、今年は台風などの自然災害がなく、天候に恵まれたため例年より生育が早い。色づきや香り、収穫量も上々で、今後冷え込みが進むと、より甘みに深みが出るという。12月下旬には果実の中まで赤い「よつぼし」も販売する。

倉野さんは10年前に農家に転身。かつてイチゴ栽培が盛んだった地元小俣町で生産者が減少する中、「以前のような産地に」と、イチゴづくりに情熱を注ぐ。農産物を栄養価で評価する「オーガニックエコフェスタ2019栄養価コンテスト」では最優秀賞を受賞。採れたてを味わってもらいたいと一昨年に直売所をオープンし、いつでも気軽に購入してもらえるよう昨年から自販機も導入した。倉野さんは「愛情と手間をかけて育てた鮮度も栄養価も高い『完熟元気イチゴ』をぜひ味わって」と話している。

販売期間は12月―来年5月下旬。直売所の営業は、午前10―午後4時(不定休)。自動販売機は24時間営業で無休。