南伊勢町 親子連れらカレー楽しむ 初の子ども食堂、盛況 三重

【子ども食堂で提供されたカレーを食べる親子=南伊勢町五ケ所浦のうみべのいえキッチンで】

【度会郡】三重県南伊勢町五ケ所浦の「うみべのいえキッチン」でこのほど、同町で初めてとなる子ども食堂が開かれた。手作りカレーを高校生まで無料、大人300円で提供。親子連れらが次々と訪れ、食堂内で食べたり家に持ち帰ったりして甘口のカレーを楽しんだ。

同キッチンは空き家を改修し、今年7月に開店。保育コンサルタントで「コミュニティデザイン・こどものめ」の代表を務める西岡奈保子さん(34)が運営し、現在、町内外の約10事業者が利用するなど飲食店開業チャレンジや事業展開ができる場所をつくっている。

以前から子ども食堂をやりたいと思っていた西岡さんが、尾鷲市で「みんなの食堂」を運営する山下裕子さん(43)と知り合い、「みんなが来られる食堂」というコンセプトに共感。今回は2人が連携し、みんなの食堂が同町に出張という形で開催することにした。

山下さんは月1回、同食堂を開いて食事を提供し、子育て世代の母親や子どもらを応援。コロナ禍の現在はお弁当の配布やフードパントリーを実施している。これまでの経験やノウハウを西岡さんに伝え、同町で子ども食堂が定期的に開催できるようにサポートしていくという。

開催に向け、住民らがコメや野菜、果物、お菓子などを寄付し、当日は山下さんとスタッフが事前予約の150食分のカレーを作った。来場者にはマカロニサラダやお菓子、ジュースもプレゼントされた。

地元の30代女性は「子どもに無料で提供してもらえるのでありがたい。カレーも食べやすくおいしかった」とにっこり。西岡さんは「みんなが喜んでくれたのでうれしかった。次回の開催はまだ未定だが今後も子育ての応援を続けていきたい」と話した。