江戸―明治期の銅鏡や掛け軸 鳥羽の金胎寺で発見 三重

【金胎寺の庫裏から見つかった軸「孔雀明王」を紹介する江﨑さん(左)=鳥羽市鳥羽の海童工房魚寅で】

【鳥羽】三重県鳥羽市鳥羽の金胎寺(こんたいじ)の庫裏から新たに見つかった江戸―明治期の銅鏡や掛け軸などの一般公開が26日、近くの海産物店「海童工房魚寅」2階で始まった。28日まで。

同寺は、平安時代に空海によって建立された観音院が始まりとされ、江戸時代に歴代鳥羽城主の祈願寺として栄えた。平成7年に火災で本堂などが焼損した。

公開されたのは、火災を免れた庫裏に納められていた銅鏡や掛け軸、寺の御札の版木など26点。江戸―明治中期のものと見られる。

目を引くのは、江戸後期の作とされる縦1・8メートル、横1・3メートルの「孔雀明王」の掛け軸。江戸中期から幕末まで鳥羽城主を務めた稲垣家の家紋が入ったけさもある。庫裏の整理と調査を進めている鳥羽郷土史会員の江﨑満さん(72)と寺の住職らが今夏に発見したものを中心に初公開した。

江﨑さんは「鳥羽城主ゆかりの品もあり、かつて寺はとても栄えていたことがうかがえる。素晴らしい郷土の歴史に触れてもらいたい」と話していた。