伊勢 辻出紀子さん不明23年 「一日も早く」 情報提供を呼び掛け 三重

【チラシを配って辻出さんの情報提供を求める両親=伊勢市の近鉄宇治山田駅で】

【伊勢】三重県津市一志町の雑誌記者辻出紀子さん=当時(24)=が伊勢市内の勤務先から帰宅途中に行方不明となってから23年を迎えた24日に合わせ、両親や警察関係者らが伊勢市岩渕二丁目の近鉄宇治山田駅前でチラシを配り、情報提供を呼び掛けた。

辻出さんは平成10年11月24日午後11時ごろ、勤務先を出た後、付近の駐車場に車を残したまま連絡が取れなくなった。県警は事件に巻き込まれたとみて、これまで延べ約3万4300人の捜査員を投入して捜査。10月末までに新規2件を含む94件の情報が寄せられているが、有力な手がかりは得られていない。

この日は両親と警察のほか県警OBら23人が、マスクと共に用意した、辻出さんの特徴を記したチラシ5千枚を利用者に配布し、情報提供を呼び掛けた。

父親の泰晴さん(74)は「あと10年生きられるかわからない。何とか皆さんの力で見つけていただきたい」と訴えた。母親の美千代さん(72)は「23年間気持ちは変わっていない。元気な内に人並みの供養をしたい。一日も早くいい情報が集まることを願っている」と話していた。

伊勢署の岡崎浩司署長は「本件の解決を県警の最重要課題と位置付け、今も捜査を継続している。どんなささいな情報でも提供をお願いしたい」と話している。

伊勢署では昨年からYouTubeやツイッターも活用して情報提供を呼び掛けている。情報提供や問い合わせは同署=電話0596(20)0110=へ。