世界平和願い折り鶴 鳥羽市と米サンタバーバラ市 小中学生が制作、交換 三重

【サンタバーバラ市の小中学生が作った折り鶴を受け取った(前列右から)齋藤さんと土井さん=鳥羽市安楽島町の鳥羽東中学校で】

【鳥羽】三重県鳥羽市の市国際交流協会と市社会福祉協議会が連携し、市内の小中学校9校が参加する「ピースクレーンプロジェクト」の一環として、同市の姉妹都市・米国カリフォルニア州サンタバーバラ市の小中学生が平和のメッセージを書いて制作した折り鶴が22日、同市安楽島町の鳥羽東中学校に届けられた。

ピースクレーンは、昭和20年に広島へ投下された原爆による被爆者の佐々木禎子さん(1943―1955年)の物語を基に、平和のシンボルとして使用される折り鶴のこと。

参加者が作った折り鶴と別の都市の人たちが作った折り鶴を交換して交流する同プロジェクトは、世界平和を促進し平和の意識を高めようと米国のイラストレーター、スー・デチッチョさんが平成25年に始め、世界中で行われている。

同市は昭和41年にサンタバーバラ市と姉妹都市提携を結び、親善使節団の訪問や中学生派遣事業などを実施。今回は両市の学校間で平和交流を図るため、参加を希望した市内の小中学校9校計628人と、サンタバーバラ市の小中学校6校計466人が作った折り鶴を交換し、世界平和を祈願することにした。

7月からプロジェクトが始動。参加した小中学生が制作した約千羽の折り鶴は、9月末にサンタバーバラ市の参加校に届けられ、今月中旬にサンタバーバラ市から折り鶴が送られた。両市の折り鶴の羽には「smile」「peace」など平和や反戦のメッセージが書かれているという。

この日は、同市市民課の勢力豪課長らが同校を訪れ、生徒会長で2年の土井馨太さん(13)と前期生徒会長で3年の齋藤美咲さん(15)に折り鶴239羽を手渡した。同校以外の参加校にも順次、折り鶴を届ける予定。

土井さんは「プロジェクトを通して鳥羽市とサンタバーバラ市がつながり、いい関係になってほしい」、齋藤さんは「世界中の人が平和について考える機会になれば」と話した。