鳥羽商船高専がアプリ受賞報告 初の「ワンツーフィニッシュ」

【全国高専プロコンで最優秀賞と優秀賞のワンツーフィニッシュを達成した学生ら=鳥羽市役所で】

【鳥羽】鳥羽商船高専(三重県鳥羽市池上町)の生徒と教員ら13人が22日、鳥羽市役所を訪れ、10月上旬にオンラインで開催された第32回全国高専プログラミングコンテスト(高専プロコン)での最優秀賞と優秀賞の受賞を中村欣一郎市長に報告した。

同コンテストは高専生のプログラミング技術向上を目的に全国で定期的に開催。同校では最優秀賞の受賞はこれまでにもあったが、ワンツーフィニッシュでの受賞は今回が初めてという。

最優秀賞のアプリ「学魚養食」は、小中学生にマダイ養殖の魅力を伝えることを目的としたプログラム。大紀町の養殖業者の協力で養殖いかだに設置したカメラやセンサーで認識した情報を基に疑似給餌体験や魚のへい死を確認できるほか、魚の体長などを記録でき、日誌として生産者との交流も図ることもできる。

優秀賞のアプリ「SEN―KEN」はバレーボールやバドミントンなど球技の練習方法の一つとして提案したもので、あらかじめ撮影、記録した選手の動作を基にボールのコースを予測する問題を作成。クイズ形式で予測能力を向上できるほか、撮影対象となった選手のフォーム修正にも役立てることができるという。

生徒から成果報告を受けた中村市長は「素晴らしい可能性を持った子どもたちが地元にいることは財産。夢を一緒に見ていきたい。実験のフィールドにはもってこいの場所なのでぜひ活用してほしい」と話した。

最優秀賞受賞チームの一員で情報機械システム工学科3年の正住将太さん(18)は「開発を通じて現場の意見を知るきっかけになった。今後は実際の現場でも使えるように工夫していきたい」と話していた。