「明治のトンネル」ジオラマ寄贈 津・美里ふるさと資料館に山口さん

【「明治のトンネル」のジオラマ模型を紹介する山口さん=津市美里町の美里ふるさと資料館で】

【津】三重県津市殿村の会社員、山口幸伸さん(45)がこのほど、同市美里町に残る「明治のトンネル」のジオラマ模型を制作し、美里ふるさと資料館に寄贈した。アーチ型の石造りや扁額(へんがく)を再現した力作で資料コーナーで見ることができる。午前9時―午後4時。月曜休館。

同町と伊賀市を結ぶルートは明治、昭和、平成と3つのトンネルが掘られており、中でも明治18年に完成した旧長野隧道(ずいどう)(明治のトンネル)は石造りの美しさで県外から訪れる人もある。

山口さんは趣味で特撮映画や人気ゲームの場面のジオラマ模型を制作しており今夏同施設で個展を開いた際、資料館にトンネルの写真や紹介文しかなかったことから模型の制作を提案した。

幅40センチ、奥行き30センチの土台に石のアーチをプラスチック板などで作り、入口に掛かっていた扁額を再現。通行人や荷車を置いて開通当時のトンネルを完成させ今月から展示されている。

山口さんは「魅力的な場所なので作ってみたいと思った。当時を想像するきっかけになれば」と話している。