柔道インカレ 皇学館大、初の日本一 女子3人制で優勝 三重

【女子3人制で優勝した皇學館大の選手、監督ら(チーム提供)】

柔道の学生団体日本一を競う男子70回・女子30回全日本学生優勝大会(インカレ)が13、14の両日、千葉ポートアリーナであり、24校がトーナメント形式で対戦した女子3人制で皇学館大(三重県伊勢市)が初優勝した。一昨年は全国ベスト8。昨年は新型コロナウイルスの影響で大会自体がなくなった。今年は3年ぶりに1位通過した東海地区予選から感染症対策に細心の注意を払い、同校では男女通じて初の全国の頂点に立った。

皇学館大は登録の4選手がそれぞれの役割を果たして勝ち上がった。佐藤武尊監督や選手が最大の難所と話す準決勝の慶應義塾大戦では、年代別日本代表経験のある相手エースと先鋒の4年生、上林山未来が引き分けに持ち込むと、中堅も引き分けで続き、大将の3年生、寺本みやびが横四方固めで1勝をもぎ取った。

決勝の別府大戦は上林山が得意の大内刈りなどの合わせ技で優勝を決める勝ち星を挙げた。大会優秀選手にも選ばれた上林山が「皆が自分の役割を果たせたことが勝因」と話せば、佐藤監督も「少ない人数の中でチームワーク良く戦った。(女子同様東海1位で男子7人制に出場した)男子も良く協力してくれた」と柔道部全体のまとまりの良さを指摘する。

全日本柔道選抜体重別選手権男子100キロ超級で準優勝し、国際大会での優勝経験もある佐藤監督が2012年からチームを率いて全国から選手が集まるようになった。高校卒業で柔道をやめることも考えていた鹿児島県出身の上林山選手は、兄の高校時代からのライバルでもある佐藤監督からの誘いで皇學館大に進学。小4から柔道を始めて初の日本一に輝き「本当にうれしい」と話す。

大学卒業後は幼い頃からの夢だった保育士になる。既に就職先も決まり「柔道で学んできたことを仕事に生かしたい」と新しい環境に心を躍らせる。「競技を通じた学びも大切にしたい」と話す佐藤監督は「信じてやってきたことが間違いでなかったことを学生が証明してくれた。これからも皇學館大しかできない柔道を展開して行きたい」と話す。