遺族ら情報提供求める 松阪・遺棄事件10年 駅でビラ配り

【一瀬敦さんの遺影を抱え、駅利用者に情報提供を呼び掛ける要子さん(右から2人目)ら=松阪市嬉野中川新町1丁目の近鉄伊勢中川駅で】

【松阪】平成24年3月11日に三重県松阪市飯南町上仁柿の山林で兵庫県神戸市垂水区名谷町の鉄筋工一瀬敦さん=当時(32)=の遺体が見つかった事件で、遺族と松阪署員の約15人は20日、同市嬉野中川新町1丁目の近鉄伊勢中川駅で情報提供を求めるビラを配った。

同署によると、一瀬さんは同23年11月20日夜、同駅から国道23号方向へ職場の寮まで歩いて帰る途中、車にはねられ死亡し、約20キロ離れた山中に遺体が遺棄された。ひき逃げ事件とみて捜査している。

行方不明から10年目のこの日、母親の要子さん(73)と兄弟がビラ配りに参加。要子さんは「長い時間でした。悔しい気持ちは変わりありません」と話し、「憎いとかでなく、どういう状況でひいたのか、山の中にほかしに行ったのか知りたい」と情報提供を呼び掛けた。

容疑は当初の自動車運転過失致死(公訴時効10年)から、保護責任者遺棄致死(同20年)に変更した。情報はこれまでに約50件寄せられ、今年は1件あった。情報提供は同署=電話0598(53)0110=へ。