皇學館大生らコーチング実習 松阪で子どもたちに

【男子学生を力を合わせてひっくり返そうとする子どもたち=松阪市内で】

皇學館大学(伊勢市)のコーチング学研究室「はなまる学舎」の特別実習が20日、みえこどもの城(松阪市)で行われた。コーチングの基礎から実践を学ぶ学生たちが、子どもたちと運動の基礎能力を上げるプログラムに一緒に取り組む中で、コーチングの進め方を学んだ。

幼・保育園や小学校の教員を目指す学生たちも多く、低年齢層向けプログラムでは音楽に合わせた手遊びや運動遊びを実施。指導教官の佐藤武尊准教授が柔道部監督を務めている縁で柔道着の帯を使ったしっぽ取りゲームなども取り入れた。同大が女子3人制で初優勝した今月の全日本学生柔道優勝大会で優秀選手に選ばれた4年生の上林山未来さんも胴着姿で子どもたちと楽しく体を動かしていた。

初対面の学生たちに緊張していた子どもらも徐々に打ち解け、約1時間のプログラムが終わり、退場するときはハイタッチして別れを惜しんだ。小学校教諭を目指している4年生の林風華さんは「話す時は子どもたちと目線の高さを合わせ、名前で呼び掛けるようにしていた」と話した。

新型コロナウイルスまん延による中断をはさみ、子どもたちと直に触れあえたのは2年ぶり。感染症予防のため大学に子どもらを招くことができず出前授業の形式を取った。教員志望の4年生溝口真凜さんは「久しぶりに子どもたちに会えてうれしかった。この経験を生かして子どもらのどんな小さな変化にも気付ける先生になりたい」と話していた。