重度脳障害ある娘の記録 河田さん津で写真展

【作品を紹介する河田さん=津市美里町のギャラリー0369で】

【津】作家で写真家の河田真智子さん(68)=東京都目黒区=が重度の脳障害がある娘、夏帆さん(34)を撮影した写真展が、三重県津市美里町のギャラリー0369で開かれている。生後間もなくから今日まで多くの医療者らに支えられ生きる夏帆さんを捉えた29点を展示している。28日まで。24、25日は休み。午後1時―同6時。

河田さんは島の魅力を紹介する作家業と並行して自宅で介護する夏帆さんを撮影し続け、平成16年に東京で写真展を開催。津市の写真家、松原豊さん(54)が同展を訪れたのを機に互いの作品を通じて交流を深め、松原さんが主宰する同ギャラリーでの個展が実現した。

個展のタイトルは「医療への信頼」。仮死状態で生まれ保育器に入る姿や胃ろうチューブの交換で痛みに顔をゆがめる場面、くつろいだ表情でヘルパーに抱かれる様子など常に医療と共にある夏帆さんの日常を捉えている。

松原さんは「お母さんがほぼ動けない娘さんと並走しているところを見てもらいたい」と話す。河田さんは「医療のおかげで命をつないできた子がいる。それぞれの見えるものを感じてもらえたら」と話した。