「感謝と夢を持って」 桑名、聖火走者とプラカードベアラー永井さん、児童に 三重

【トーチを手に話す永井さん(左)=桑名市野田の津田学園総合体育館で】

【桑名】東京オリンピックの聖火ランナーと開会式で各国選手団を先導する「プラカードベアラー」を務めた三重県桑名市多度町の会社員、永井邦宏さん(55)を招いた出前授業が19日、同市野田の津田学園総合体育館であった。津田学園小学校の4―6年の約130人が、永井さんの話に耳を傾け、挑戦することの大切さを学んだ。

永井さんは聖火リレーのランナーとして熊野市を走り、開会式では「プラカードベアラー」を務めた。東京五輪に関わる2度の大役を務めたのは、永井さんを含め、全国で数人という。

聖火リレーの際は、地元の人が笑顔で応援してくれた。実際に走ってみて「夢見心地で、こんな場所で走れるなんて、感謝の気持ちでいっぱいになった」と振り返った。「普段、みんなが学校で勉強ができるのもお父さん、お母さんのおかげ。感謝の気持ちを忘れないで」とも話した。

また、開会式のときのエピソードを紹介。これまでの人生経験も踏まえて「人生に夢があるのではなく、自分が夢を持って人生を作る。頑張った先には、必ず人生が広がる」とエールを送った。

話の後、児童らは手指の消毒をして、トーチを順番に手にしていった。4年の井上泰甫君(10)は「トーチは重くなかったけど、たくさんの人がつないできた思いが伝わった」と話した。