津の石水博物館 半泥子代表作など100点 移転10周年で記念展 三重

【川喜田半泥子の作品が並ぶ会場=津市垂水の石水博物館で】

【津】三重県津市垂水の石水博物館の移転開館10周年の記念特別展が、同館で開かれている。同館を創設した伊勢商人の川喜田家16代当主で芸術家としても知られる津市出身の川喜田半泥子(明治11―昭和38年)の茶わんや書画など約百点を展示している。12月5日まで。月曜休館。入館料一般500円。

同館は平成23年に半泥子の自邸と窯があった同所の千歳山に移転。川喜田家から継いだ半泥子の作品や収集品を所蔵する。開館以降も多くの寄贈や寄託を受けており10年の節目に代表作と新たなコレクションを展示した。

代表作の「伊賀水指銘慾袋」、焼成中につぶれた形をそのままに生かした「つぶれ壺銘ふくら雀」、志摩観光ホテルの茶室のぬれ額に揮毫(きごう)した「愚庵」の軸などのほか、中学時代の油絵や大正12年に北半球を一周した際のスケッチなどもある。

龍泉寺由佳学芸課長(50)は「半泥子の作品を百点一度に見られる機会はないのでぜひ足を運んでほしい」と話した。