県予算委 12月補正、344億円追加 コロナ対策、県債基金に 三重

三重県は17日、一般会計に約344億6600万円を追加する12月補正予算案を発表した。新型コロナウイルス感染症対策費のほか、財源不足を理由に当初予算で一部を見送っていた県債管理基金への積み立てなどに充てる。22日の県議会本会議に提出する方針。

県によると、補正予算案はコロナ対策に約38億7千万円を計上。新たな臨時応急処置施設と宿泊療養施設の確保に16億3千万円、感染拡大の影響を受けた交通事業者への補助に3億8千万円を充てる。全額を国の交付金で賄う。

消費の拡大に伴う税収増を見込み、将来の借金返済に充てる県債管理基金に43億6千万円を積み立てる。これにより、本年度分の積み立て不足は解消したが、平成29年度からの積み立て不足は累積で105億円に上る。

また、三重とこわか国体・とこわか大会(全国障害者スポーツ大会)の中止を受け、開催経費などに計上した11億8千万円を減額する。県は両大会に関連する他の予算についても精査を進め、早ければ年度内にも追加で減額する方針。

一方、コロナ対応の空床を確保した医療機関への補助金などに充てる緊急包括支援交付金のうち、39億6千万円を不用額として国に返還する。県は「交付金の要綱で使途が決まっているため、全額は支出できなかった」としている。