伊勢 「老舗のふくしもの」販売 3店、持ち帰り限定 三重

【共通食材を使い趣向を凝らした「ふくしもの」をアピールする工藤さん(中央)ら=伊勢市岩渕の大喜で】

【伊勢】三重県伊勢市の老舗料理店3店が共通の食材をテーマにした料理を詰めた二段重「伊勢の老舗のふくしもの」が、今月から各店で提供されている。3店の若大将、若女将が趣向を凝らした「お酒のすすむ料理」をそれぞれ重に詰め、持ち帰り限定で曜日別に販売。「ちょっとぜいたくな晩酌に、三店三様の食べ比べを楽しんで」とアピールしている。

3店は、ふぐ料理などを提供する「藤むら家」(同市曽祢)、和食処「魚勘」(同市大世古)、割烹「大喜」(同市岩渕)。コロナ後につながる新しい取り組みを始めようと、藤むら家三代目の工藤龍一さん(50)、魚勘四代目浦田奈々さん(46)、大喜三代目坂田喜則さん(46)が企画。3店の「つまみ料理対決」と位置づけて共通の食材を使い、共通の容器に詰め、担当曜日に販売する。「ふくしもの」とは、酒と一緒に味わう料理のこと。

初回の今月は「霜月の鰤」がテーマ。共通で仕入れたブリをメイン食材に、お造りや焼き物、煮物などに仕立てた。ほかの旬食材や創作料理などと合わせ、6品ほどを重箱風の容器に詰める。木曜は魚勘、金曜は藤むら家、土曜は大喜が販売。1個3千円(税込)で、それぞれ前日までに予約する。

工藤さんは「コラボではなく『対決』なので気合いも入る。飲み会や懇親会の代替品にも利用してもらえたら」と話している。次回は来年2月を予定。