鈴鹿 高さ5メートル 稲わらで「かさ地蔵」 深伊沢地域づくり協 三重

【完成したわらアートのかさ地蔵を見上げる名村会長(左)と上原さん=鈴鹿市深溝町の深溝ライスセンターで】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市の深溝町、追分町、三畑町の三地区による深伊沢地域づくり協議会(名村一宏会長)はこのほど、同市深溝町の深溝ライスセンター敷地内に、刈り取った稲わらで作った高さ約5メートル、胴回り約7メートルの「かさ地蔵」を完成させた。展示期間は令和4年3月末ごろまで。

かさ地蔵は竹で作った骨格に、同地区産の稲わらを組み込んで制作した。

地区内の小学生から公募で選んだ原画を元に、日展彫刻作家上原正廣さん(71)=同市自由ケ丘=が、発砲スチロールで縮小模型を作製。模型を元に、同市深溝町の会社員舘宣一さん(72)が棟梁役を務め、9月から約2カ月かけて地域の子どもから高齢者まで、のべ約300人が作業に参加して完成させた。

同協議会は昨年から、地域づくりの一環としてわらアート制作に取り組む。

名村会長(78)は「コロナ禍で心がふさぎがちになる中、優しさを伝えたいと今年のテーマにかさ地蔵を選んだ。見た人が癒やされるような表情を出すのが難しかったが、昨年より参加者も増え、みんなの協力で完成した」と話していた。

作品を見ていた同市西庄内町の山﨑悦子さん(77)は「昨年のペンギンも見に来た。地蔵様のどっしりとした姿と温かい笑顔にありがたい感じがする」と話していた。