県 男性主任を懲戒免職 虚偽申告で不正に休暇取得 三重

【記者会見で懲戒処分を発表し、頭を下げる担当者ら=三重県庁で】

精神疾患と診断されたとする虚偽の報告をして不正に休暇を取得していたとして、三重県は15日、県土整備部営繕課の男性主任(34)を懲戒免職処分とした。監督責任で同課の男性課長(54)を減給10分の1(1月)の懲戒処分、同課の男性班長を訓戒の注意処分とした。

県によると、男性主任は5月19日、実際は受診していない医療機関で精神疾患と診断されたと上司に電話で伝え、9月6日まで76日間にわたって欠勤。その間の給与と勤勉手当を不正に取得した。

さらに、男性主任は平成28年10月から今年4月までの間にも、上司に「父親の入退院に付き添う」などと虚偽の申告をして、15日と半日にわたって家族看護休暇を不正に取得していた。

診断書の提出がないのを不審に思った男性課長が男性主任の実家を訪れ、両親に話を聞いたことをきっかけに不正が発覚。男性主任は医療機関を受診しておらず、父親は入院していなかった。

男性主任は県の聞き取りに「仕事がおっくうになっていた。精神科の受診は抵抗や不安があった」「正直に休暇を取りたいと言えなかった」と説明。「多大な迷惑をかけて申し訳ない」と話したという。

男性主任は平成28年4月に採用され、工事の設計や監督などを担当していた。欠勤した間の給与や手当に利息を加えた126万3170円の全額を先月27日付で県に返還した。