地域の絆、シンボルツリーに 津の6宿泊施設 制作費、CFで募る 三重

【木製の玉に色付けする宿泊施設の代表や支配人ら=津市栄町1丁目で】

コロナ禍や三重とこわか国体の中止で打撃を受ける津市内の6つの宿泊施設が地域とのつながりで支え合う気持ちを具現化したシンボルツリーの制作費などをクラウドファンディング(CF)で募っている。返礼として各施設に飾るシンボルツリーのオーナメントに出資者の名前を刻印する。出資額相当の施設利用券に特典を付けた応援セットも用意し、各施設の利用を促している。

企画したのは涼風荘▽清少納言▽猪の倉温泉▽美杉リゾート▽ザ・グランコート津西▽高田会館―の6施設の有志。地域との絆やコロナ禍を乗り越える希望の証として、シンボルツリーやパネルを制作する。

シンボルツリーは同市美杉町で切り出したヒノキの皮をむいて作成。出資者の名前を焼き入れた木製の玉をオーナメントとして各施設で飾る予定。名前を出したくない場合は、パネルに顔写真を掲載する。

制作費をまかない、コロナ禍で減少した売り上げを補てんするため、CFサイト「キャンプファイヤー」で12月25日まで資金を募っている。目標は500万円。今月15日現在で約78万円が集まった。

シンボルツリーやパネルへの出資は3千円から。各施設の応援セットもあり、施設利用券や入浴券、土産品などを贈る。セット内容は施設ごとに異なり、いずれも出資額の約1・5倍分に相当する。

企画に協力する津市栄町一丁目の日塗建で、15日午後、宿泊施設の代表や支配人らがオーナメント用の木製の玉に色付けする作業に取り組んだ。黄色や水色などを塗り、出資者の名前をレーザーで焼き付けた。

CF発起人で、涼風荘の伊藤真司社長は「シンボルツリーにたくさんの木の玉を実らせたい。CFでお得に施設を利用しながら、制作しているシンボルツリーを見に来てほしい」と語った。