玉城の米を離乳食に 玉城町、新生児の保護者に配布

【辻村町長(前列左から2人目)に新米を寄贈する農家有志ら=玉城町役場で】

【度会郡】三重県玉城町は町内の農家と連携し、町産コシヒカリを離乳食用として新生児の保護者に配布する取り組みを始める。12日には取り組みに協力する農家有志らが町役場を訪れ、新米60キロを寄贈した。

昨年度、「第一次玉城町食料農業農村計画」を策定するにあたり、町は田丸保育所保護者会に町産の農産物や農産加工品についてのアンケートを実施。町産を意識して購入する人が全体の約37%という結果を受け、地産地消を進める取り組みを行うことになった。

今年3月には地域の食材について知るワークショップが開かれ、若手農業者と子育て世代の母親らが参加。生産者と消費者の立場で意見交換し、地産地消に向けたアイデアを出し合った。

ワークショップを受け、「離乳食のスタートは玉城町米のおかゆから」というコンセプトの基、新たな取り組みを開始。生産者の顔が見える安全安心なお米として、農家有志十人が新米コシヒカリを町に寄贈し、保健師や栄養士がゼロ歳児訪問をする際に、真空パックされた新米約2合をメッセージカードやおかゆのレシピとともに配布していくという。

この日は農家7人が出席。小水知加子さん(44)が「玉城米に目を向けてもらうために私たち生産者が手塩にかけて育てたお米を、玉城の子どもたちにおかゆの段階から食べてもらいたいので寄付させていただきます」と話し、辻村修一町長に新米を手渡した。

辻村町長は「玉城の米を食べてもらうきっかけになる」と感謝し、「地元の人にも玉城米の良さを分かってもらえるように力を入れていきたい」と述べた。