外宮参道が芸術空間に 伊勢市、あすイベント

【楽曲を手がけた「The Vegetables」の2人(伊勢市提供)】

【伊勢】三重県伊勢市は15日、伊勢神宮の外宮参道一帯を舞台に音楽によるインスタレーションイベント「Music Tree Project for 外宮参道」を開催する。

インスタレーションは特定の室内や空間などにオブジェや装置を置くことでその場全体を作品として体験させる芸術手法の一つ。当日は「街に見えない音楽の木を植えていく」をコンセプトに、参道沿いにある38基の行灯に設置した小型スピーカーを通じて時間差で楽曲を流し続ける。

楽曲は東京を拠点に音楽活動を続けるアーティスト「The Vegetables」の2人が手がけた。2人は市の「クリエーターズ・ワーケーション事業」に参加して昨年11月24―30日まで約一週間市内に滞在し、「神社の玉砂利を掃く音」や「大湊の貝殻の音」「河崎商人館の床板のきしむ音」などから着想を得た約10分間の楽曲「Song for Ise City」を製作した。

メンバーの1人、Ryota Mikamiさん(33)は「自分たちなりに発見した伊勢の魅力を音楽で表現したかった。気付かない人がいても面白いと思ってもらえる人も自由に楽しんでもらえたら」と話す。

イベントは午前10時―午後8時まで。行灯の中には1基だけ伊勢和紙にQRコードと楽譜を印刷した「音楽付き行灯」があり、イベント開催日から一カ月間限定で楽曲をダウンロードすることができる。