ベトナム人2人に実刑 身代金拐取引など「重要な役割」 津地裁判決 三重

違法賭博で借金をしたベトナム国籍の男性2人を拉致して暴行を加え、家族に身代金を要求するなどしたとして、身代金拐取、逮捕監禁、傷害などの罪に問われた同国籍の無職ファム・バン・チュン被告(27)と無職ハ・バン・ドゥック被告(28)の判決公判が12日、三重県の津地裁であった。四宮知彦裁判長はチュン被告に懲役7年(求刑・懲役10年)、ドゥック被告に懲役6年6月(求刑・懲役10年)の判決を言い渡した。

四宮裁判長は判決理由で「共犯者を誘い入れたり、犯行に使用する車を提供したりする重要な役割を果たしている」と指摘。「手っ取り早くまとまった金銭を手に入れようと一連の凶悪な犯行に加担した両被告に同情の余地は乏しい」と述べた。

判決によると、両被告は共犯者らと昨年12月26日にベトナム人男性を愛知県の自宅から連れ出し、ホテルなどに監禁。暴行を加えて全治約1カ月のけがを負わせ、母親らに身代金を要求した。また1月9日、別のベトナム人男性を津市の自宅から連れ出し、アパートなどに監禁し、暴行を加えて全治約1カ月のけがを負わせ、妻らに身代金を要求。男性2人の家族らから日本円で計約251万円を送金させた。