
【度会郡】3期を最後に引退を表明していた三重県の小山巧南伊勢町長(70)の退任式が12日、同町五カ所浦の町役場南勢庁舎であった。小山町長は見送りに参加した職員約百人を前に「今も30年先も町民が心豊かに安心して過ごせる町を作っていけるよう志を持って進んでほしい」と呼びかけた。
小山町長は職員に対し「自分のチャレンジに工夫しながら一緒に頑張ってもらったことには感謝の言葉しかない。多くの方に県内でトップクラスの対応と褒められたことは自慢で誇り。ぜひそのサービスを続けてほしい」と感謝を示した。
3期12年の町政について「町民に何が必要かを問い続けながら未知の領域を走り続けてきた」と振り返り、「願えばかなう、思えばできる。誇りを持てる町のために少しずつ努力してほしい」と訴えていた。
あいさつの後、小山町長は共に退任する小山浩也副町長(61)と共に庁舎玄関前で職員から花束を受け取り、拍手で見送られながら庁舎を後にした。
上村久仁新町長(61)の初登庁は15日の予定。