伊勢市 ごみ処理施設計画見直しを 市長に住民申し入れ 三重

【藤本環境生活部長に申し入れ書を渡す池田代表(右)=伊勢市役所で】

【伊勢】既存施設の老朽化に伴い三重県伊勢市西豊浜町での新設工事が計画されている伊勢広域環境組合の新ごみ処理施設を巡り、地域住民を含む住民団体「新ごみ処理施設を考える会」が11日、伊勢市役所を訪れ、管理者を務める鈴木健一市長宛てに計画見直しを求める申し入れ書を提出した。

同施設は伊勢市、明和町、玉城町、度会町の4市町で構成する広域組合が管轄するごみ処理施設。既存施設の東側に隣接する区画約3・5ヘクタールを建設候補地に、令和9年10月の供用開始を目指して基本計画の策定が進められている。

申し入れ書では、6月に成立した「プラスチック資源循環促進法」を根拠にプラスチックごみ焼却を前提としたごみ発電の在り方を見直すべきと主張。また計画案にある温室効果ガスの排出量の算定は不確かとし、計画案を一度凍結させて候補地周辺の住民を含めた構成市町の住民合意を得るよう努力すべきとしている。

この日は池田実代表(81)ら会員3人が市役所を訪れ、不在の鈴木市長の代理として藤本宏環境生活部長に申し入れ書を提出。池田代表は「ごみを燃やして発電するというのは古い考え。高額な施設を造る以上、市民が納得できる施設にしてほしい」と要望した。

同組合の坂本進事務局長は「国の動向を確認しながら伊勢の地でどこまでできるか検討していきたい」と話していた。