
三重県津市白山町八対野の市立八ツ山小学校で11日、県警音楽隊による演奏会が開かれ、児童と教職員55人が演奏を楽しんだ。新型コロナウイルスの影響で、音楽隊が小学校で演奏をするのは1年10カ月ぶりとなる。
演奏会では、ルパン三世のテーマ曲から始まり、「鬼滅の刃」メドレーやとなりのトトロなど6曲を演奏した。児童たちは体を揺らしたり、手拍子をしたりして隊員23人が奏でる曲を楽しんだ。
曲と曲との間には、楽器の紹介をしたり、横断歩道を渡るときに手を上げて、車の運転手に横断を知らせる「ハンドサイン」をするよう児童たちに呼び掛けたりした。
ホルンを担当している県警組織犯罪対策課の中野豊史巡査部長(40)は「コロナが落ち着いて久しぶりに演奏ができたことは喜ばしい。演奏会がきっかけで、楽器や音楽に興味を持ってもらえたら」と話した。